引越しに掛かる費用には様々なものがあります。
運賃や作業料金、そして高速代などです。
エアコンやウォシュレットなどの脱着工事などが必要な場合は、それらの電気工事料金も加わります。
また一般的に引越し業者では、ある程度の金額の運送貨物保険には自動的に入っていますが、美術品や骨董品などの特に高価なものがある場合は、特殊貨物運送保険という特別な保険にオプションで入る必要があります。
それと、引越しには不要品が必ずといって良いほど出ます。
これらを引越し業者に引き取ってもらう場合、この費用も必要になります。
この様に様々な要素からなる引越しの費用ですが、最終的に皆さんに提示される金額は実はもっと安くなるんです。
実を言うと、引越しという商品は買う気の無い人にいくら営業しても絶対に売れません。
食べ物でも服でも、そして家などでも、営業マンが頑張れば全くその商品を買う気の無かったユーザーをその気にさせるチャンスはあります。
ただ、引越し業者の営業マンができることは、見積もり依頼をしてきたユーザーに営業をして契約をもらうことだけなのです。
これは実を言うとかなり特殊なことです。
ですから、限られたチャンスをいかにものに出来るかが引越し業者にとっては命なのです。
その為に出来る限りのことをします。
営業マンは自社のアピールをするでしょうし、キャンペーンや景品などで気を引きます。
TVCMに力を入れている業者も多いです。
けれども、最終的に最も効果を発揮するのは値引きなんです。この値引きの仕方がもっとも大切だとも言えます。
安ければ安いにこしたことはないと思うのですが、最初に提示された定価の様な金額と、どんどん下がっていく値引き後の額の差をみて、不信感を抱く人も結構います。
せっかく値引きをしても、不信感を抱かれては契約をとれません。
ですから、優秀な営業マンほど、値段の下げ方が自然なんです。そして何度も値引きの行為を繰り返します。
それだけ、値引きをするための理由を準備してあるんです。
自然に無理ない理由で値引きを何度も繰り返されているうちに、この営業マンとなら契約してもいいかな・・・と皆さんは思うようになります。
そのときには、最初の高い金額はなんだったんだろうという不信感はないはずです。
裏話でしたw
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