これから引越しをされる方は、引越し日のどれくらい前に引越し業者を見積もりに呼ばれればよいか迷うところだと思います。
ここでは、引越し業者側の事情を織り交ぜながら、皆さんにとって最も有利な見積もり時期がいつかを解説したいと思います。
引越しをされたい日が月末の週末などの人気日で、どれだけ他の日と比べて高くても日程を変更されるつもりがない場合であれば、できる限り早めに見積もりに呼んで予約(契約)してしまいましょう。
一般的に引越し業者の見積書の有効期限は3ヶ月なので、引越し予定日の3ヶ月前から見積もりに呼んでも構わないことになります。
ただ、月末の週末日の人気日といっても、必ず複数の引越し業者を比較検討する様にしてください。
会社としては、値引きをしてまで契約をする必要がないというケースでも、営業マン個人にとっては利害が完全に会社と一致している訳ではないからです。
営業マンは自分の営業成績の為に、なんとか契約を取ろうとします。月末の週末から絶対に日程変更できないというユーザーに対して、色々なアイデアを出してお得なオプションをつけて契約をしてもらおうとするでしょう。
それを各社競わせて、一番お気に入りと契約すればいいと思います。
また、引越し業者も色々な考え方があるので、月末の週末料金を色々です。是非多くの業者を比較検討するようにしてください。
さて、月末の週末などの人気日を希望しながらも、料金の違いによっては別の日に日程変更する可能性がある方の場合や、とにかく安い日で最初から予約したい方の場合はどうすれば良いのでしょうか。
引越し業者といっても色々なタイプがあって一口には言えませんが、ここでは引越しを専門に経営している(引越し以外の仕事はやらない)タイプの業者に絞ってお話をします。
これは、私が最もお勧めするタイプの引越し業者だからです。
なぜかというと理由は簡単です。引越しのみを専門に経営している業者は作業員の作業レベルが高く、丁寧で破損やクレームが少ないからです。
この手のタイプの引越し業者は、作業員の作業レベルを上げて維持する為に色々な工夫をしていますが、特に大事なのは、短期バイトや日雇の作業員をなるべく使わないことが大事なんです。
ただ、引越しは毎日たくさんある訳ではありません。どうしても皆さんの希望は週末や祝日に偏ります。
ですから、正社員などの常勤の作業員を毎日出勤させる訳に行かないんです。
かといって、仕事のない平日に休みが多すぎると、稼げないということで他社や他業界に作業員が流れていってしまって、熟練した作業員を確保できなくなってしまいます。
ここで引越し業者の経営者が一番やりたいことは、週末希望のユーザーを平日希望に変えることなんです。
そして、その為に最も有効なのが値引きです。
では、見積もりに呼ぶ時期によって、値引きに差がでるのでしょうか?
答えは、「皆さんの交渉次第」なんです。
正直、営業マン個々の性格や、配車係の性格によって違うので、一口には何とも言えません。
しかし、しっかりと交渉が出来る方であれば、どのタイミングで見積もりに呼んでも、きっちり値引きをさせられます。
それには、人気が集中しない平日などに日程をしたことによって、どれくらいの料金がご自身の引越しの適正な相場なのか・・・ということを知っている必要があります。
しかし、皆さんは引越し業者ではないですし、頻繁に引越しをされる訳ではないので相場が分かる訳ではありません。
そこで大変有効なのが、3~5社の引越し業者を見積もりに呼んで、価格競争をしてもらうことによって適正な相場を引き出す作戦なんです。
それには最低3社は見積もりに呼びましょう。そして、絶対に即決はしないこと。
巧みなセールストークで契約を迫ってきますが、絶対にその場で契約をしないようにしてください。
人気日ではないわけですから、その場で契約しなくても他の人にとられる心配は無いわけですし(笑)
「今契約していただける場合だけ、この特別な料金でやります・・・」などと営業マンが入っても信じてはいけません。後日契約しても、その料金で絶対契約してくれますから(笑)
いえ、後日ならもっと値段を下げてくる可能性が高いです。
この様に、皆さん側に余裕をもって営業マンに向き合えることが必要なので、皆さんそれぞれの性格を考えてもらって、引越し予定日までにどれくらい期間があれば、じっくり構えて見積もりに望めるかで引越し業者を見積もりに呼ぶ日を決めれば良いと思います。
ただ、出来れば1週間以上前には呼ぶようにしてください。
なぜかというと、それ以上引越し希望日に近くなると、予約がもう入る可能性が無いということで、引越し業者は作業員を休ませることを決定してしまうからです。
一度休みを決めた作業員の休みを、変更して仕事を請けることをする業者の数は限られているので、その分かえって競争効果が減ってしまう可能性があります。
とにかく、なるべく多くの引越し業者を見積もりに呼んで、じっくり向き合うようにしてみてください。
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